
・私が白いグランドピアノを選んだ理由

東山のヤマハのガラス越しに見える白いグランドピアノは、幼児のころからの憧れでした。「中学受験に合格したらプレゼントしてあげるよ」と、そんな私を見て祖母が約束してくれました。
ピアノが大好きで、いっぱい弾きたかったので、当時唯一土曜日お休みの中学校へ受験し、白いピアノと練習時間をゲットしました。
「とんでもない約束してしまった!」と嬉しそうに言ってくれた祖母の顔を今でも思い出します。
それまでのアプライトピアノとは音質や音量が異なり、益々ピアノのとりこに。
先生に求められる弾き方がなかなかできなくて、壁にぶつかることは何度もありました。
それでもやっぱり好きだからずっと続けてきています。
・白色以外のピアノに感じること

家以外で弾く時のピアノで、白いピアノにお目にかかることが今までなく、黒か茶色。
私にとって、これらの色は緊張する色です。特に黒は硬くて重くてなんだかピアノ自体が乗り越えられない壁のように思えて。
家の白いピアノは、ホッとさせてくれて安らげる、ピアノの音色が包み込んでくれるような感覚になります。
・体験レッスンでの生徒さんの反応が楽しい

教室に体験に来て下さるかたは、「白いピアノ初めて見ました!」と感激してくださると、いつも祖母に感謝の気持ちでいっぱいです。
教室には、この白いグランドピアノのほかに、黒茶の電子ピアノ、赤いキーボードがあります。
体験レッスンでは、「どれ弾いてみる?」と聞くと100%「白いピアノ!」です。
存在感が絶大なんだなぁといつも感じます。
そして、座ってさあ触ってみようと鍵盤を押して音が出た感動と、蓋の向こう側でハンマーがピコピコ動いているのを見つけた時には、もう話なんて耳に入ってこない状態で、夢中になってピコピコの観察が始まってしまうのが、体験レッスンあるあるです。
このような感動を大切に、ピアノ好きな子を育てていきたいと思っています。
実際のレッスンも、幼児の始めからグランドピアノで行います。音の響きや広がりを身体で感じてほしいためです。
・まとめ
幼いころから「白黒はっきりしないといけない性格。物事にはグレーもあることを早く知らないといけない」と祖母によく言われていました。
私にとって白色は特別な色、何色もついていない状態だからここから好きなように創作していけると思っています。
白いピアノから創り上げる色とりどりな音色を楽しむ!そんな気持ちでピアノを弾いています。
教室の生徒さんたちにも、弾くことが楽しくて、豊かな感性で音色を作り出せるようにアドバイスすることを心掛けています。
音色で豊かな心に、happyな気持ちで生活できるようにお手伝いができることが一番の幸せです。
カラーセラピストとしても活動しています。色の持つ意味やエネルギーから心理状態をカウンセリングします。また、色の意味を知って上手に活用すると、自他の心のコントロールができるようになります。一種の心理学です。
名古屋市名東区で音楽教室を運営しています片桐ピアノ・リトミック教室の片桐香代と申します。 25年間ピアノ指導、20年間リトミック教育を行ってきた経験と、自身の4人の子育て経験から、感性は皆様々、ですからとレッスンもオーダーメイドと思っています。
ご興味のある方は、是非お問い合わせください。
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